Ubuntu で使っている Alacritty を Windows 10 でも使いたいと思い調べた。普通に対応していた。 WSLのシェルとして使うことも当然できる。
Alacritty は Windows 用バイナリが用意されているので、たぶんそれを使えばよい。
alacritty.yml ファイルの設定を PowerShell でするのに vim を使うなど、結局 Windows側 にもなんやかんやツールを入れることになるため、scoop を使って Alacritty もインストールした。
設定ファイルは以下のパスに配置しておく:
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\alacritty\alacritty.yml
alacritty.yml の内容ですが、WSL のシェルとして使うために以下の設定を入れる:
shell:
program: /Windows/System32/wsl.exe ~
残りの設定は Ubuntu の場合と同じです。 もちろん、フォントファミリー名は Windows にあるフォントを指定する必要があります。
Ubuntu の設定をコピーして、フォントファミリー名を変えただけです。 テーマは solarized color にしています。
# Colors (Solarized Light)
colors:
# Default colors
primary:
background: '0xfdf6e3'
foreground: '0x586e75'
# Normal colors
normal:
black: '0x073642'
red: '0xdc322f'
green: '0x859900'
yellow: '0xb58900'
blue: '0x268bd2'
magenta: '0xd33682'
cyan: '0x2aa198'
white: '0xeee8d5'
# Bright colors
bright:
black: '0x002b36'
red: '0xcb4b16'
green: '0x586e75'
yellow: '0x657b83'
blue: '0x839496'
magenta: '0x6c71c4'
cyan: '0x93a1a1'
white: '0xfdf6e3'
font:
normal:
family: Consolas
style: Regular
bold:
family: Consolas
style: Bold
italic:
family: Consolas
style: Italic
bold_italic:
family: Consolas
style: Bold Italic
size: 13
offset:
x: 0
y: 4
glyph_offset:
x: 0
y: 0
window:
padding:
x: 8
y: 4
いつもの Ctrl + Shift + C,V でコピー&ペースト普通にできた。
マウスでコピペするためには以下の設定を加える。
mouse_bindings:
- { mouse: Left, mods: Shift, action: Copy }
- { mouse: Right, mods: Shift, action: Paste }
これで shift キーを押しながらマウス左クリックでコピー、 shift キーを押しながらマウス右クリックでペーストできるようになる。
emacs を使っていて Ctrl + Space が効かないことに気づいた。 以下の設定を入れると機能した。
key_bindings:
- { key: Space, mods: Control, chars: "\x00" } # ctrl + space
久しぶりに Windows 10 を使ったが、コマンドラインベースでの開発ツールやそのドキュメントが充実していた。 WSL2 になって IO も速くなったらしい。 これなら Ubuntu Desktop から Windows 10 に移行しても問題ないかも。