jq をソースからインストールしたので備忘録を残す。
いつまで耐えられるかわからないが、 とりあえずこの MacBook Air M1 には Homebrew を入れないと決めている。 そして、 jq を使おうとしたら当然コマンドが存在しない。
jq も簡単にソースからビルドできると思ったがそうはいかなかった。
最初に jq 1.6 を試したが、 oniguruma の部分が解決できなかった。 jq 1.5 はビルドできた。
macOS は monterey version 12.4 です。 前回 bash を入れたときに GCC などはインストール済。
Autoconf をインストールします。 bash のときもそうだったのですが、 自分でソースから入れるものは /opt/ 以下に配置することにしています。
autoconf-2.71.tar.gz をダウンロードします。
$ tar xf ~/Downloads/autoconf-2.71.tar.gz
$ cd autoconf-2.71
$ ./configure --prefix=/opt/autoconf-2.71
$ make
$ sudo make install
これで /opt/autoconf-2.71/ 以下に配置されます。 /opt/autoconf にリンクします。
$ cd /opt
$ sudo ln -s autoconf-2.71 autoconf
最後に /opt/autoconf/bin にパスを通します。
Automake をインストールします。
automake-1.16.5.tar.gz をダウンロードします。
$ tar xf ~/Downloads/automake-1.16.5.tar.gz
$ cd automake-1.16.5
$ ./configure --prefix=/opt/automake-1.16.5
$ make
$ sudo make install
これで /opt/automake-1.16.5/ 以下に配置されます。 /opt/automake にリンクします。
$ cd /opt
$ sudo ln -s automake-1.16.5 automake
最後に /opt/automake/bin にパスを通します。
Libtool をインストールします。
これはもしかして必要なかったかもしれません。 あれこれ試行錯誤中に必要になったので入れました。
libtool-2.4.6.tar.gz をダウンロードします。
$ tar xf ~/Download/libtool-2.4.6.tar.gz
$ cd libtool-2.4.6
$ ./configure --prefix=/opt/libtool-2.4.6
$ make
$ sudo make install
これで /opt/libtool-2.4.6 に配置されます。 /opt/libtool にリンクします。
$ cd /opt
$ sudo ln -s libtool-2.4.6 libtool
最後に /opt/libtool/bin にパスを通します。
ようやく jq 本体のインストールです。 https://stedolan.github.io/jq/download/ から jq-1.5.tar.gz をダウンロードします。
$ tar xf ~/Downloads/jq-1.5.tar.gz
$ cd jq-1.5
$ ./configure
$ make
jq ファイル一つだけあれば事足りるので make install はしません。
できあがった jq コマンドを ~/.local/bin/jq などに配置します。
$ jq --version
jq-1.5
なんとか jq が使えるようになりました。 ソースから入れるの結構大変。