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Thinking

「好きなことと稼ぐ」の関係性

GTD,Lifehack,OMNI Focus を調べていたら行き当たったエントリー 「好きなことと稼ぐ」の関係性。 プロフィールの「 誰も雇わない、誰からも雇われない」の完全フリー主義」とか素敵です。

いろいろその手の本を読んだり話を聞いたりを思い返してみると好きなことをやった方が成功する、と言っている人もいるし、仕事と割り切ってやるとか仕事は嫌い、だから稼げるとか、真逆の話もある。それから目の前に起きた課題=仕事を(えり好みしないで)次々こなしていく先に成功があるとか、そもそも成功者というのは何に快感やワクワクを感じるかによる、だから正しいこと・・・つまりここでは稼ぐに結びつくようなこと、という意味ですが、それにワクワク感を持つようにしていかなきゃいけないとか。

それぞれの意見にそれなりに納得がある。プログラマーはプログラムを書くことが好きな方がたくさんコードを書いても苦痛がないからそれは有利ではあるが、プログラムによって構築したソフトウェアなりウェブサービスなりがお金を生み出すものになるかどうか・・・という点ではむしろプログラムを書くのが嫌いな方が有利だと思う。そういうプログラマはどれだけ自分で書くコードを量を減らしつつもお金を生み出す成果に結びつけていくか、ということにフォーカスするから、結果が出る可能性が高い。DTPのXMLによる自動組版でもそうかも。自動組み自体はもともと効率的な組版を目指しているけど、自動組み自体に関心を持ちすぎると、問題をどう自動組みでスマートに解決するか、という発想に留まってしまう。こうなると稼ぐから遠ざかっていくことになる。ケースによって単に人海戦術で通常DTPで対処した方が効率的なことも多いのだから。稼ぐに結びつけるには自動組み自体が好きなのではなく、組版をもっとも効率的に行う方法を見つけるのが好き、とか、自動組みで売り上げのある分野はどこか?ということを見つけるのが好きとか。そのようになっていないと好きと稼ぐの間に関係性は生まれないと思う。

要するに好きなことはずっとやっていたいからそれが直接お金を生まない場合は「稼ぐ」に結びつかないのだと思う。