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NUC , Windows 10

NUC NUC5CPYH Windows10 として運用しようという試み顛末(断念)

NUC5CPYH への Windows10 のインストールが難しすぎて心が折れた話。

NUC5I5RYH と NUC5CPYH の 2台のNUCがある。
NUC5I5RYH は Windows10 、 NUC5CPYH は Ubuntu を入れて使っている。 NUC5I5RYH は普通にクライアントPCとしてウェブを見たり、amazon プライムビデオ を見るなどしているいるのだが、 悩みは作動音が大きいこと。 特に、映画などを見ていると突如、猛烈にファンが回り出し、視聴の妨げになるほどにうるさい。 だから、常々ファンレスのNUCに変えたい、と思っている。

しかし、Intel の NUCシリーズにはファンレス製品はないようだし、 そもそもファンの騒音問題解消のために使える予算は自分の中では限られている。

一方 NUC5CPYH の方はサーバとして常時稼働しているが、かなり静か。 近づくと小さくファンが回っている音がしているのに気づくが、もしエアコンが付いていれば、そちらの音にかき消されて消えてしまうくらい小さな音だ。

だったら、NUC5CPYH に Windows10を入れて、 NUC5I5RYH の代わりに使えばいいのではないか? ということで、やってみたのだが、予想外に大変だった。 その上、NUC5CPYH に比べると NUC5I5RYH の方が(やはり)断然作動が速く、それの代わりとして使う気になれないほど NUC5CPYH は遅かった。

NUC5I5RYH と NUC5CPYH の違い

NUC5I5RYH は Broadwell と呼ばれる 第五世代CPU で Core i5。 NUC5CPYH は Braswell とよばれる世代の Celeron で第何世代とかはよくわからないが、どちらも 2015年頃リリースされている NUC なので世代は同じなのではないかな。 世代が同じでも Core i5 vs Celeron ブランドなので当然 NUC5CPYH は遅いとは思うが、 ウェブ見たりするくらいならそれほど差はないんじゃないの?何しろやってみないとわからん!音が静かな方がいい! などと考えつつ作業を開始。

Windows10 インストールメディアとの戦い

最初に直面したのは Windows10 製品パッケージに付いていた インストール USB を NUC5CPYH に挿しても BIOS に入ろうとするとマシンがフリーズ する、という問題。(なんだそれ。) ならば、ネットから Windows10 インストーラーツール(MediaCreationTool) を入手して・・・とやってみると 途中までは順調に進むものの、 USB メモリ(TOSHIBA の 32G )に書き込みを行う時点でなぜか USBメモリが見つからない、Dドライブにセットしろ!と言われてインストール用USBディスク作成に失敗してしまうのであった。※当然、MediaCreationTool を起動する前時点では DドライブのUSBメモリは Windows10 できちんと認識されている。
ネットを見ていると NTFS でフォーマットしたUSBメモリ要る的な情報があったので、当初は USB メモリが 最初は FAT32 でフォーマット済みの状態だったので、それならと NTFS でフォーマットして試すも、結果は同じ。(なんだそれ...2回目)

ならば、ということで 要は Windows10 インストール用 USB ディスクをつくりたいだけなので、MediaCreationTool 以外でそれをつくればよい。 調べてみると Ubuntu で woeusb というツールを使えばできるらしい。 そうすると今度は Microsoft のページから iso をダウンロードしなければいけない… (もうこれで Windows10 インストールデータのダウンロード 今日 3回目なんだけど…)

果たして woeusb を使うと Windows10 インストール USBディスクの作成には一発で成功(ありがとう!) ようやく NUC への Windows10 インストール作業がはじまったのであった。

Windows10 インストールとその後の設定と顛末

インストール自体はとくに問題はなかった(実際はあったけど、インストール途中でリブートしたときに インストールUSBが挿したままだったから、インストールの最初のプロダクトID入力画面に戻ったのだけど、一旦キャンセルして shutdown、インストールUSBを抜いて再起動したら、インストールを続行できた…)

ようやく Windows10のインストールが済んで、パフォーマンスの調整などして使ってみたが、 冒頭に書いたとおりやはり、作動は遅い。遅いというか、表面上は多少遅い、くらいなのだが、マウスポインタの追随がちょっと遅れるのが、度重なるとすごくストレスになってしまうというような細かい点で納得できない遅さ。 このストレスはたぶん、作動音の静かさアドバンテージを上回ってしまうなーとしばらく使っていて感じた。

それでも、1週間くらいは使って様子を見よう!と思っていたのだが、最後にそれでは パスワードなしログインの設定をしようと思い、設定して、再起動したら、ログイン画面が表示後にブラックアウトする(カーソルだけ表示される状態)になるという現象が発生。 この時点で心が折れた。 もう Window10 いいわ。

たぶん、パスワード省略設定時のパスワードの打ち間違えとか、些細な原因なのではないかとは思う。 どちらにしてもレスキューモードとかで起動して修復すれば直る問題なのではないかと思ったが、今日一日で ただ Windows10 をインストールするというだけで、これだけ何度も躓くとさすがに心が折れる。

追伸 NUC5I5RYH を静かにする

怪我の功名 というのでしょうか、 NUC5CPYH に Windows10 を移行することはできなかったのですが、 代わりに NUC5I5RYH を今よりは多少静かに運用できるかもしれない方法を発見しました。

BIOSで以下の項目を設定しました。

Core i5 がなるべく高温にならないように、HyperThreading を無効にしてみました。 そして、 COOLING 設定で Quiet にすることで、ファンが回り出す温度が高く設定されるようです(つまり、ちょっとくらい熱くなってもファンはそんなには回らない設定というイメージです。)

ご存じの方は常識の範疇でしょうが、デフォルト設定で運用していたので、これで多少は静かになるかもしれません。