「検索はするな」という本を読んだ。そうとは知らず手に取ったのだが、 ワイキューブの安田氏の本だった。結局買ってその日のうちに読み終わった。してやられた感じだ。 たしか以前も「1000円札を拾うな」というタイトルの本だったような記憶。同じパターンだ。
本の最後にコミュニケーションの目的は「伝えること」では不十分で 「行動を起こさせること」だという行があるのだが、まさに、「検索するな」というのは それを地でいっているようなタイトルですね。
実際本を開くといきなりちくわの穴の話が出てきたりするのだが、それはともかく (グーグル)検索の話は基本的に書いていない。 「検索」といえばグーグルな世の中で(この本はコンピュータ書籍専門の棚にありました) 「検索するな」とは何?と思わせて...つまり本の題名と中身の関係が薄いということは、 タイトルが内容を伝えることに主眼があるのではなく、本を手に取らせる(という行動を起こさせる) ことに主眼があるわけですね。
ある人によれば 「理解、納得、行動」この3つにはそれぞれ距離がある。 この本にも「わかるには三段階ある」という行が出てくる。
この3つの段階があるという話。
基本的に同じことを言っているような気がするが、 「理解、納得、行動」は現象面だけを説明しているが、わかった三段階レベルは、 そこに感情という要素...というかそのわかる主体側から見たとき何が起きているかの説明いうか... が含まれているところが違った。
なぜ納得→行動に結びついていくか、というと同感し共感するからだと。 行動するには感情が伴うということかな。感情が伴わない行動、というのがあるのかな。
感情が伴っていない行動って結構あります。 しかし、それを続けていると身体をこわすか、そうでなければ、 行動に感情を合わせようとするか(無感情になっていく)そんな気もします。