前のエントリーで Chromebook + crostini を試したとき vim, emacs 用の日本語入力環境を簡単には用意できなかった。 そこで、 Windows10 + Subsystem for Linux ならどうなのかと思い試してみました。 結論から言うと 難しい設定などは一切なしに vim で問題なく日本語入力ができました。 emacs-nox の方はデフォルトの状態では日本語入力問題あるみたいです。 Windows10 なら Chromebook とは違い ATOK も使えるし、なかなか素敵なのではないかと。
しかし、Windows10 は相変わらずインストールが面倒でした。 Subsystem for Linux をインストールするのは簡単なんですが、そこにたどり着くまでが大変。 回復ドライブから復元するところからはじめたのですが、 ひたすら待たされる、更新が完了したかと思ったらまた更新、というプロセスが続き いつものことながら 心が折れそうになりました。
Windows10 の更新がすべてすんだあとは、 ストアから Ubuntu 18.04 を探してインストールするだけで使えました。 vim は最初からインストールされているし、emacs-nox も apt install するだけです。
Java + Gradle で開発ができるか確認するために Chromebook + crostini で試したのと同じこともやってました。
$ sudo apt install gradle
crostini では openjdk-8-jdk もインストールする必要がありましたが、こちらは、 gradle だけ apt install したら動きました。 gradle を実行すると以下のような警告が出るのは気になりましたが、とりあえず Hello, World! を build して run する分には支障がなさそうです。
WARNING: An illegal reflective access operation has occurred
試した Hello, World! プロジェクトは以下の通り。
build.gradle ファイル
plugins {
id 'java'
id 'application'
}
mainClassName="Main"
sourceCompatibility = '1.8'
targetCompatibility = '1.8'
version = '1.0.0'
Main.java
public class Main {
public static void main(String[] args){
System.out.println("Hello, World!");
}
}
build.gradle は ./helloworld/build.gradle に配置。 Main.java は ./helloworld/src/main/java/Main.java に配置。
あとはビルドして実行するだけです。
$ cd helloworld; gradle build; gradle run
Hello, World!
以上です。