Chromebook Flip C101PA と Crostini では日本語入力で躓いてしまったのだが、 その後、いろいろ試してみると思いのほか対応状況がよい。 これなら、日常活動の多くを C101PA で済ますことができるのではないかと思い始めた。
macOS + Terminal でいつも使っている open コマンドは、Ubuntu では xdg-open コマンドになる。 Crostini でも使えるのか試したら始めからインストールされていた。(何か別のアプリを入れてた時に依存として入った可能性もある) foo.html ファイルを xdg-open foo.html したら普通に Chromeのブラウザで開くことができた。 例によって ~/.bashrc に以下を追加しておけば、xdg-open の代わりに open を使うことができる。
alias open=xdg-open
インストール直後は背景が黒なのだが、これを変えるには Ctrl-Shift-P すれば設定画面に入ることができることがわかった。 ちなみに Ctrl-Shift-N するともう一つターミナルを開くことができる。
OS標準の入力システムを使って、emacs 上で日本語入力すると日本語が二重表示されてしまい使いものにならなかった。 しかし、以下のようにして emacs 内で完結して日本語入力できる emacs-mozc なるパッケージを導入すると問題なく日本語入力できることが判明。
/etc/apt/sources.list に以下を追加.
deb http://ftp.jaist.ac.jp/debian buster main
$ sudo apt update
$ sudo apt install emacs-nox emacs-mozc emacs-mozc-bin fonts-noto
(require 'mozc)
(set-language-environment "Japanese")
(setq default-input-method "japanese-mozc")
これで emacs を起動して Ctrl-\ で日本語入力可能.
上記設定では不十分だったので、以下の設定に変更しました。
Chromebook Flip C101PA と Crostini で emacs 日本語入力環境その2
サーバに ssh するときに使う鍵の設定なども普通の Linux と同じお作法で使うことができた。
とりあえず、自分にとっての日常的な活動に必要な機能は概ね網羅しているみたいだ。
今まで Linux ラップトップを用意するには Windows ラップトップに後から Ubuntu などをインストールしなければならなかった。 その方法では、導入が面倒な上にそのハードのポテンシャルを使いきれないなどの問題があった。 しかし、Crostini の出現でこの問題がなくなるのはうれしい。 あとは、Chromebook が流行って、各種メーカーからいろいろな種類のハードが出て選択肢が増えればなぁ。
emacs の使い方を勉強しなおそうかと思い書店にいったら本が2冊しかなかった。 しかも一冊は VIMとemacs の本で VIMの方が大きく取り扱われている。 ググれば得られる情報を紙の本として出版することは難しいのかもしれないが、ユーザー減っているのかなぁとか少し心配になる。