前のエントリー MacBook Air M1 に bash と emacs のセットアップ備忘録の補足です。
emacs を起動するとコンソールに次のような警告が出ていた。
Warning: arch-dependent data dir '/path/to/src/emacs-27.2/nextstep/Emacs.app/Contents/MacOS/libexec/': No such file or directory
Warning: Lisp directory '/path/to/src/emacs-27.2/nextstep/Emacs.app/Contents/Resources/lisp': No such file or directory
それで再度 ソースからインストールしなおした。
まず、emacs source emacs-27.2.tar.gz をダウンロード:
適当なディレクトリに展開して、configure する。
./configure --without-x --without-mailutils --without-gnutls
make install はしないので、--prefix オプションは指定していません。
続いて make すると、./nextstep/Emacs.app が生成されるので、これを(たとえば) ~/.local/Emacs.app (などに)配置します。
$ ~/.local/Emacs.app/Contents/MacOS/Emacs -nw foo.txt
などとすれば使用することができます。
しかし、そのとき冒頭の警告がでました。
Emacs.app/Contents/MacOS/libexec がない については、~/.local/Emacs.app/Contents/MacOS/libexec ディレクトリを作成して解決。 Emacs.app/Contents/Resources/lisp がない については、 ~/.local/Emacs.app/Contents/Resources/lisp に、emacs-27.2.tar.gz を展開したときにできる lisp ディレクトリを配置して解決しました。
これで、次に emacs を起動したときにこの警告はでなくなりました。
ドキュメントを読んで解決したわけではないので、これが正しい方法なのかはわかりません。
ミニバッファにスタートアップ時に以下のメッセージが出ます。
For information about GNU Emacs and the GNU system, type C-h C-a.
これをなしにするには、~/.emacs/init.el に以下を追記する。
(defun display-startup-echo-area-message ()
(message ""))