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NUC , Review

NUC の CMOS Battery Failure 問題の解決

NUC7i3BNH の CMOS Battery Failure になったので電池を交換した。

この世代の NUC は電源アダプターがコンパクトで気に入っている。 そしてこの NUC のなにより良いのはファンがあるもののほぼ無音で運用できること。 サーバーとしてとても重宝している。

SSDやメモリを設置するために裏ぶたをあけるのにはなれているが、 CMOS のバッテリーを交換するには、 さらにそのしたにあるマザーボードを持ち上げる必要がある。 マザーボードは二本のネジでとめられているだけなので、それを外せば持ち上がるが・・・

NUC 1

実際は、この左側の写真の赤で囲った部分(左上のあたり)の二カ所の線をはずさないと、 完全にマザーボードを持ち上げることができない。

なお持ち上げるときはNUCの背面にあたる方を上に持ち上げるべし。前面の方はスイッチとかがあるので、持ち上げられない。無理に持ち上げたら壊れる恐れがあるのではないかと思う。

最初は、これらが はんだ付けされているのかと思ったが、そうではなく普通に外すことができた。 とても小さい部品なのでマイナスドライバーのような道具がないと難しいかも。 たまたま手元にあったプラスチック製のこじ開けツールで取り外した。 金属のツールなどではうっかり何かを壊してしまうかもしれない。 あとで元に戻すためにはめるのもひと苦労です。

ネットで事前にリサーチして作業したが、 どの製品(CMOSバッテリー)を入手すればいいかまではわからなかった。 アマゾンなどでその手の製品のレビューをみると、 「プラスとマイナスが逆(極性が逆)になっていたので加工した」とかかれていて、なんのことかわからん! とりあえず分解して該当部品をみてみることにした。

とりかえたのは右側の写真の黄色い電池です。 電池から赤と黒の線が出ていて(極性が逆とかどうとかとは)どうやらこれが普通か逆か、という問題らしい。 この機種では、いわゆる逆極性になっていることがわかったので、 それをアマゾンで入手して交換した。

NUCでマザーボードの裏側まで分解するのははじめてだったので、 万一ブッ壊すことになるに備えて、スペアとして全く同じ NUC7i3BNH を中古で購入して作業した。 だから時間的にも精神的にも余裕があったのでなんとかなった。 結果的に道具がそろっていればそこまで難しい作業ではなかったが、 この手のことに手を出すのはそろそろ引退したい、という気持がある。

うれしい副作用としてマザーボードの裏についているファンを掃除することができた。 これはエアダスターがないと掃除しようがないので用意しておくべし。 それから気に入っているこのマシンが二台になった・・・。 こうして徐々にマシンが増えていくのがなんとも、うれしくもつらいところである。