ASUS Store での発売日は 7/26 ですが、 別のオンラインショップ経由でオーダーしたところ、 それより早く商品が到着しました。 ファンレスで USB Type-C から映像が出せるマシンを入手したいという 長年の夢がついに叶いました。
随分以前に NUC7i3BNH を使っていて、とても気に入っていました。 この機種は USB Type-C から映像が出るマシンです。 しかし、もう少し速いマシンがほしいと思い、 上位版の NUC7i5BNH に乗り換えました。 しかし、これがある意味失敗で、 速さの点では十分に満足できたのですが、 こちらの Core i5 (NUC7i5BNH) のマシンは、 ファンの唸りがすごく、とても机の上においておけるようなものではない。 Core i3 (NUC7i3BNH) の方もファンはあるのですが、ほとんど無音に近い状態だったのに。
それで、NUC7i5BNH はサーバとして使うことにして、部屋の隅で運用することで、 ファンのうるささはやり過ごしてきました。
左が NUC7i5BNH で、右が ASUS MiniPC PN42です。
PN42 はNUCと同じくらいの大きさだと思っていましたが、それより一回り大きいです。
ファンレスなので、ケースのトップやサイドがスリットになっています。 商品写真だけで想像していたのは、ケースがヒートシンクになっていて ギザギザの突起がある状態だと思っていました。 実物は、スリットになっていて中の基盤がチラリと見えます。 作動中に内部のLEDランプが明滅して機械萌!とかよろこんでいたのですが、 冷静に考えると、そういうメリットよりむしろホコリがそのまま内部に入るのが心配。 使わないときは、上にクロスをかけておくことにしよう。
動かしてみると、 ファンがなく無音なので、感動します。 しかし結構発熱します。
とりあえず WindowsセットアップしてリカバリーUSBを作成したのですが、 作成後そのUSBメモリを取り出したときに、それが熱くて持っていられないほどでした。 机の下とかではなく、机の上などエアコンの風があたる場所で運用したほうがよい感じがします。
買う前に一番気になっていた、USB Type-C ポートですが、 背面にあり、問題なく映像を出すことができます。 カタログでは、Configurable port(options: COM, VGA, DisplayPort 1.4, HDMI, USB TypeC w/DP) などと書かれていて USB Type-C 以外も選択できるかの記述だったので、 本当にそこが USB Type-C ポートの製品なのか不安でしたが、大丈夫でした。
また電源は 19V 3.42A の 65W です。 これは、NUC7i5BNH に付属するACアダプタと仕様が同じなので、 それを流用して使っています。 PN42 に標準付属のACアダプタはデカイので、そこが(本体がコンパクトなだけに逆に)残念なポイントですが、NUCの7世代以前のコンパクトACアダプタが使い回せたので、問題なしです。
なお、当方電気に詳しいわけではないので、本当に互換性があるかは不明です。各自で調べた上で本当に使ってよいかどうかご判断ください。
NUC7i3BNH を買い直そうかとずっと中古含めて探していましたが、 この PN42 によりその苦しみからも開放されました。
このすばらしいミニPCの自分にとっての利点
マシンリソースを要求する処理は全部 Ubuntu サーバ側で処理するので、N100 ほどのパワーがあれば十分。
ベアボーン状態のモデルも併売されればうれしい。 はじめからついているメモリとSSDは交換することになるので無駄になる。 4G メモリとか中途半端なものをプレインストールするのはやめて、ベアボーンにしてほしい。
こうなってくると今度は MB16ACV のようなスタンド付きで据え置きでも使えるほど大きな画面のモバイルモニタがほしくなってきてしまう。このバージョンの 16:10 高解像度版出ないかな。ThinkVsion m14d のような。